入った瞬間、不思議だからタイトルは不思議空間。
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今日は愛しき美鶴の誕生日です。
あちこちでお祝いが開催されてます。
・・・幸せだね、美鶴。
で、私はというと・・・
祝いなのかっ!?
HPを開設いたしました。
美鶴の生まれた日に~♪
・・・ただの自己満足の世界です。
そして、今日一日中流れているのはorange pekoeの『Birthday song』。
すんごい歌詞が好きなの~
本当は全部、書きたいけれどそれはダメなんだって。
でも、一小節くらいならいいよね?
来年も再来年も
一本、一本揺らいで
増えるキャンドルを見てるだろう
それは疑いもなく君を愛してるから
ここがね~好きっvv
歌とそろうともろ素敵っ!!
歌詞的に言うとワタミツっぽいけどね~
まぁ、私から美鶴に歌ってやろう的な感じで(おい)
さて・・・そんなわけで・・・ココでも祝いの宴としてSSを起こそう。
(後日サイトにUPするので先行ってコトで1つ宜しく)
詳しくは続きを読むでっ!!
あちこちでお祝いが開催されてます。
・・・幸せだね、美鶴。
で、私はというと・・・
祝いなのかっ!?
HPを開設いたしました。
美鶴の生まれた日に~♪
・・・ただの自己満足の世界です。
そして、今日一日中流れているのはorange pekoeの『Birthday song』。
すんごい歌詞が好きなの~
本当は全部、書きたいけれどそれはダメなんだって。
でも、一小節くらいならいいよね?
来年も再来年も
一本、一本揺らいで
増えるキャンドルを見てるだろう
それは疑いもなく君を愛してるから
ここがね~好きっvv
歌とそろうともろ素敵っ!!
歌詞的に言うとワタミツっぽいけどね~
まぁ、私から美鶴に歌ってやろう的な感じで(おい)
さて・・・そんなわけで・・・ココでも祝いの宴としてSSを起こそう。
(後日サイトにUPするので先行ってコトで1つ宜しく)
詳しくは続きを読むでっ!!
僕は誕生日が嫌いだ。
ここにアヤがいてもあの事件がなかったことにはならない。
僕の誕生日・・・それは悲劇の日。
この日が来ると強く記憶が鮮明になる。
自分が生まれてきたことを否定してしまう。
・・・1年で辛い日。
幸いなことに今年は土曜日。
家さえ出なければ人に会うこともないだろう。
伯母さんもそんな僕を気にしているのか、こっそりとお祝いの品を机の上に置いて出かけた。
誕生日プレゼントだが普段、僕に買ってきてくれるような感じで包装紙に包まれていない。
中を覗くと最近、話題になった本。
僕の欲しいと思っていたものだ。
そして、僕の負担にならないように考えてくれたようだ。
その気遣いが嬉しかった。
アヤは・・・もう友達の家に遊びに行ったのか姿が見えない。
「ふぅ・・・」
今日一日どう過ごそうか・・・
まぁ、この本を楽しんで後は適当にごろごろしてよう。
そう決めて、ソファーに深く腰掛ける。
ぴんぽ~んっ☆
軽快なチャイムが部屋にこだまする。
そして、家にいるのは僕1人。
誰かが・・・という他力本願はできない。
「ちっ☆」
小さくしたうちをするとインターフォンを取りモニターを覗く。
すると、小さなモニターにアヤが映った。
「なにやってんだ?アヤ」
『おに~ちゃんっかぎ忘れちゃったから開けて~』
「おっちょこちょい」
眉を下げて困った顔をするアヤに苦笑しながら玄関を開けにリビングを出る。
「ちゃんとかぎを持ってでなきゃダメだろ?」
ドアを開けながらお説教を言う。
ぱぁ~んっ☆
そんな僕に小さな爆発音と紙テープの嵐。
「っ!?」
驚いて前方を見るとクラッカーを持った三谷がいる。
「「誕生日、おめでと~っ!!」」
アヤと一緒になって笑顔で祝いの言葉を言う。
「えへへ~お兄ちゃん驚いた?アヤね~おにいちゃんを驚かせたくて亘君にお願いしたの」
楽しそうに僕にじゃれ付く。
三谷は笑顔で『おめでと』ともう一度言って白い箱を渡してくる。
「僕が作ったからそんなに美味しくないと思うけど・・・誕生日ケーキだよ」
「ろうそくも買ったの~!ねっ!早く~」
すたすたとリビングに駆けて行くアヤ。
「わかったよ」
内心、複雑だ。
アヤがサプライズでお祝いしてくれたのは嬉しいが・・・
「ねぇ・・・」
そんなとき、三谷が心配そうな顔で声をかけてきた。
「なに?」
「芦川が辛いってわかってたのにごめん。・・・でも、僕は今日が嬉しいんだ」
「三谷・・・」
「過去の色々があって美鶴がここにいる。そして、今日の美鶴の誕生日に僕がここにいられる、一緒に祝えることが嬉しい。・・・生まれてきて僕に出会ってくれてありがとう」
三谷は顔を真っ赤にしてそういうと照れくさいのかさっさと玄関をあがるとアヤが呼ぶリビングに逃げ込む。
僕も三谷が言った言葉が頭の中でこだましてかぁっと頬のあたりが熱くなる。
どんなに首を振って否定しても消えなかった僕の誕生日の悲劇。
それが霧の中に消えるようにおぼろげになる。
三谷の一言で・・・
胸にじんわり暖かいものが流れる。
どんなプレゼントよりも三谷の言葉が僕にとって一番のプレゼントだ。
辛い過去も嬉しい過去も今の僕がいる糧になっているのだと。
ここに僕がいることをよかったと言ってくれる。
・・・ただ、いることに感謝をしてくれる。
僕もきっと三谷の誕生日にそう思うだろう。
今日、三谷が生まれてきたことを感謝しているのだから・・・
僕は自分の年の数だけのろうそくを吹き消しながら思う。
君の誕生日には僕が贈ろう・・・
バースデーソングと共に・・・
君が生まれてきた喜びを。
ここにアヤがいてもあの事件がなかったことにはならない。
僕の誕生日・・・それは悲劇の日。
この日が来ると強く記憶が鮮明になる。
自分が生まれてきたことを否定してしまう。
・・・1年で辛い日。
幸いなことに今年は土曜日。
家さえ出なければ人に会うこともないだろう。
伯母さんもそんな僕を気にしているのか、こっそりとお祝いの品を机の上に置いて出かけた。
誕生日プレゼントだが普段、僕に買ってきてくれるような感じで包装紙に包まれていない。
中を覗くと最近、話題になった本。
僕の欲しいと思っていたものだ。
そして、僕の負担にならないように考えてくれたようだ。
その気遣いが嬉しかった。
アヤは・・・もう友達の家に遊びに行ったのか姿が見えない。
「ふぅ・・・」
今日一日どう過ごそうか・・・
まぁ、この本を楽しんで後は適当にごろごろしてよう。
そう決めて、ソファーに深く腰掛ける。
ぴんぽ~んっ☆
軽快なチャイムが部屋にこだまする。
そして、家にいるのは僕1人。
誰かが・・・という他力本願はできない。
「ちっ☆」
小さくしたうちをするとインターフォンを取りモニターを覗く。
すると、小さなモニターにアヤが映った。
「なにやってんだ?アヤ」
『おに~ちゃんっかぎ忘れちゃったから開けて~』
「おっちょこちょい」
眉を下げて困った顔をするアヤに苦笑しながら玄関を開けにリビングを出る。
「ちゃんとかぎを持ってでなきゃダメだろ?」
ドアを開けながらお説教を言う。
ぱぁ~んっ☆
そんな僕に小さな爆発音と紙テープの嵐。
「っ!?」
驚いて前方を見るとクラッカーを持った三谷がいる。
「「誕生日、おめでと~っ!!」」
アヤと一緒になって笑顔で祝いの言葉を言う。
「えへへ~お兄ちゃん驚いた?アヤね~おにいちゃんを驚かせたくて亘君にお願いしたの」
楽しそうに僕にじゃれ付く。
三谷は笑顔で『おめでと』ともう一度言って白い箱を渡してくる。
「僕が作ったからそんなに美味しくないと思うけど・・・誕生日ケーキだよ」
「ろうそくも買ったの~!ねっ!早く~」
すたすたとリビングに駆けて行くアヤ。
「わかったよ」
内心、複雑だ。
アヤがサプライズでお祝いしてくれたのは嬉しいが・・・
「ねぇ・・・」
そんなとき、三谷が心配そうな顔で声をかけてきた。
「なに?」
「芦川が辛いってわかってたのにごめん。・・・でも、僕は今日が嬉しいんだ」
「三谷・・・」
「過去の色々があって美鶴がここにいる。そして、今日の美鶴の誕生日に僕がここにいられる、一緒に祝えることが嬉しい。・・・生まれてきて僕に出会ってくれてありがとう」
三谷は顔を真っ赤にしてそういうと照れくさいのかさっさと玄関をあがるとアヤが呼ぶリビングに逃げ込む。
僕も三谷が言った言葉が頭の中でこだましてかぁっと頬のあたりが熱くなる。
どんなに首を振って否定しても消えなかった僕の誕生日の悲劇。
それが霧の中に消えるようにおぼろげになる。
三谷の一言で・・・
胸にじんわり暖かいものが流れる。
どんなプレゼントよりも三谷の言葉が僕にとって一番のプレゼントだ。
辛い過去も嬉しい過去も今の僕がいる糧になっているのだと。
ここに僕がいることをよかったと言ってくれる。
・・・ただ、いることに感謝をしてくれる。
僕もきっと三谷の誕生日にそう思うだろう。
今日、三谷が生まれてきたことを感謝しているのだから・・・
僕は自分の年の数だけのろうそくを吹き消しながら思う。
君の誕生日には僕が贈ろう・・・
バースデーソングと共に・・・
君が生まれてきた喜びを。
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プロフィール
HN:
胡都音(元:流石姫)
HP:
性別:
非公開
趣味:
紅茶・創作活動・読書
自己紹介:
自分の中の不思議ちゃんを暴露してます。
見ての通り、痛い人です(笑)。
時たまポエマー、基本腐った女。
黒猫と紅茶(セイロン)を愛してます。
ちなみにプロフィール画像の猫は相棒『トト』。
見ての通り、痛い人です(笑)。
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